STUDIO FUTAGAWA DESIGN
二川 徹
一級建築士
オーストラリアで2年、イタリアのミラノで6年、現地建築事務所にて、さまざまな建築デザインを担当。 これまでの海外経験を生かし、多角的な目線で皆様の住まい作りを考えております。 住まいは、建てた時が完成ではなくて、住む人に愛着を持って住んでいただく中で、常に成長していくものと考え、皆様に愛着を持っていただけるただ一つの住まいづくりを目指しております。
Profile
里山と町の境界に建つ家。
境界に住むってなんだかわくわくしませんか。
コンセプトは「里山と町の境界に建つ家。境界に住む」です。
今回、里山側の良い場所ですので、住宅を「里山と町をつなぐトンネル・ゲート」に見立てました。
芥川龍之介の『羅生門』を読んだ時、門の上に人が住んでいるなんて、とワクワクしたことを覚えています。
『千と千尋の神隠し』でも、主人公が最初にくぐる門の2階には窓があって、誰かが住んでいそうです。
こういったワクワクする境界に建つ家で、新しい里山の住まい方を提案します。
道路がある町側から、斜面に接した里山側へ、土間を通って靴のまま通り抜けられるようになっています。
内部は土間を中心に、部屋になっていないスペースで構成されています。
戦後に定着した住宅のスタイルが、日本人にとってふさわしいのか。
効率重視になりすぎているのではないか。
そういった視点で戦前の文化、昔からの家を見直して、取り入れるチャレンジを行っています。
昔の家のどこが良かったのか。土間のどこが良かったのか。
そういったことをもう一度考えながら暮らす住宅です。
家というのは、家族それぞれの『居場所』です。
それぞれの個室があるからそれが居場所だ、ということではないのです。
「私の空間はここだ!」と思えるところがあれば良い。
かまくらのような読書空間、サンルーム、ソファなど、それぞれの居場所を見つけてほしいです。
その場所に同化する。まさにそこから生えてきたキノコのような家。
周りと違和感があるものは潰されてしまいます。
誰が見ても違和感のない、共存共生する家です。
結果的に、かなり遊び心が盛り込まれたものになりましたが、ご来場の皆様の求める形が提案できると
考えています。
<完成後現地にて。>二川徹氏、株式会社グートンライフ出口社長、新築部出口課長
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